はじめまして。
建築CGパースの制作を主に担当しておりますM.kotoと申します。
ふとしたご縁でこちらで働き始めてから、気付けば子が小学生です。
早いものです。
そして、子の成長とともにモノも増える一方の我が家。。
さすがにこのままでは、
子の、居住空間や所有物の整理能力にまで悪影響を及ぼすのでは??と
勝手に焦り始めまして(あと、、狭い…!!!)、
この夏は整理収納について学ぶことに致しました。
整理と収納は同時に行うのではなく、まずは整理ありき。
要不要を判断し、必要なものだけを残した状態にできて初めて、
どのように収納するかを考えることになります。
私の場合は典型的な捨てられないパターンのため、
整理の第一段階かつ最大の難関が、「そのモノを持つ目的を明確にすること」。取捨選択の基準設定ですね。
私はこれがなかなかできず、今回テキストに頼ることにした次第です。
他にも、「過去1年以内に使ったか、今後1年以内に使うか」など、
期間を判断基準とする考え方もありますね。
「所有する目的を明確にする」。
なるほどなぁ、と思いました。
パースも同じですね。
まだない建物や部屋を描き出すのが建築CGパースですが、
さて、ではその建物、その部屋の、一体何を見せたいのか。
そこを見せることで、何を伝えたいのか。
建物や部屋を描くと、
そこにはたくさんの要素(家具、照明、雑貨等)が混在します。
場面を描き出す要素として必要だから置いているものなので、
この場合、要不要では判断し取り除くことはできません。
では、どう見せるのか。
アングルです。
例えば、キッチンのシンク前からリビングを見渡すアングルの場合。

ここに立ったら、子どもがリビングで遊んでいる様子を見ながら、
キッチンでごはんの支度ができる。
リビングに接したワークスペースでの、在宅で仕事をする姿や、
宿題をする姿を見守ることも。
ワークスペースの反対側には大きな窓があり、LDKを明るく照らします。
これは、ある時間を切り取った絵になりますね。
では、別のアングルにしてみます。

こちらは、最初のアングルのほぼ反対側から見ています。
何が見えるでしょうか。
ドアがふたつ。
このどちらか、おそらくキッチンに近い方が廊下からのアクセスでしょう。
LDKに入り、まずはすぐ横のニッチにある照明スイッチを点ける。
冬であれば床暖を、夕方であればお風呂をセットするかもしれません。
買い物帰りであれば、冷蔵庫横の作業台にひとまず仮置き。
重いストック飲料の箱は、壁下方に開いたスペースに収納。
パントリーも隣接しているので、作業台からさくさくっと収納ができます。
リビング横のワークスペースの奥に、もうひとつのドアが見えますね。
その先は洗面室へ。
回遊できる様子が、ワークスペースとしてだけでない用途に夢が広がります。
その家に住むことによって、実現できること。
ぼんやりとしたイメージでも結構です、ぜひ教えてください!
「家(の完成形)」を見せたい、から一歩踏み込んだ、
「暮らし」を見せたいがあるのなら。
CGパースでイメージ化するお手伝いができればと思っております。
長くなりました。
好きなモノと必要なモノを、使い勝手よく活用できる空間での、豊かな暮らし。
見せたいポイントがたくさんある素敵な建物。
そこからイメージできる暮らしの様々な場面。
どこに焦点を置くのか。
今一度、見直す機会を持つのもいいなと、朝活時間に感じた夏でした。