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MMPブログ

2022.08.20

暮らしのフォーカスポイント

パース

はじめまして。
建築CGパースの制作を主に担当しておりますM.kotoと申します。

ふとしたご縁でこちらで働き始めてから、気付けば子が小学生です。
早いものです。
そして、子の成長とともにモノも増える一方の我が家。。

さすがにこのままでは、
子の、居住空間や所有物の整理能力にまで悪影響を及ぼすのでは??と
勝手に焦り始めまして(あと、、狭い…!!!)、
この夏は整理収納について学ぶことに致しました。

整理と収納は同時に行うのではなく、まずは整理ありき。
要不要を判断し、必要なものだけを残した状態にできて初めて、
どのように収納するかを考えることになります。
私の場合は典型的な捨てられないパターンのため、
整理の第一段階かつ最大の難関が、「そのモノを持つ目的を明確にすること」。取捨選択の基準設定ですね。
私はこれがなかなかできず、今回テキストに頼ることにした次第です。
他にも、「過去1年以内に使ったか、今後1年以内に使うか」など、
期間を判断基準とする考え方もありますね。

「所有する目的を明確にする」。
なるほどなぁ、と思いました。
パースも同じですね。

まだない建物や部屋を描き出すのが建築CGパースですが、
さて、ではその建物、その部屋の、一体何を見せたいのか。
そこを見せることで、何を伝えたいのか。

建物や部屋を描くと、
そこにはたくさんの要素(家具、照明、雑貨等)が混在します。
場面を描き出す要素として必要だから置いているものなので、
この場合、要不要では判断し取り除くことはできません。
では、どう見せるのか。

アングルです。

例えば、キッチンのシンク前からリビングを見渡すアングルの場合。

ここに立ったら、子どもがリビングで遊んでいる様子を見ながら、
キッチンでごはんの支度ができる。
リビングに接したワークスペースでの、在宅で仕事をする姿や、
宿題をする姿を見守ることも。
ワークスペースの反対側には大きな窓があり、LDKを明るく照らします。
これは、ある時間を切り取った絵になりますね。

では、別のアングルにしてみます。

こちらは、最初のアングルのほぼ反対側から見ています。
何が見えるでしょうか。

ドアがふたつ。
このどちらか、おそらくキッチンに近い方が廊下からのアクセスでしょう。
LDKに入り、まずはすぐ横のニッチにある照明スイッチを点ける。
冬であれば床暖を、夕方であればお風呂をセットするかもしれません。
買い物帰りであれば、冷蔵庫横の作業台にひとまず仮置き。
重いストック飲料の箱は、壁下方に開いたスペースに収納。
パントリーも隣接しているので、作業台からさくさくっと収納ができます。
リビング横のワークスペースの奥に、もうひとつのドアが見えますね。
その先は洗面室へ。
回遊できる様子が、ワークスペースとしてだけでない用途に夢が広がります。

その家に住むことによって、実現できること。
ぼんやりとしたイメージでも結構です、ぜひ教えてください!
「家(の完成形)」を見せたい、から一歩踏み込んだ、
「暮らし」を見せたいがあるのなら。
CGパースでイメージ化するお手伝いができればと思っております。

長くなりました。
好きなモノと必要なモノを、使い勝手よく活用できる空間での、豊かな暮らし。
見せたいポイントがたくさんある素敵な建物。
そこからイメージできる暮らしの様々な場面。
どこに焦点を置くのか。
今一度、見直す機会を持つのもいいなと、朝活時間に感じた夏でした。

M.koto

M.koto

建築CGパースの制作と二児の母を兼務。 隙間時間に編み物と読書をするのが息抜きです。

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