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MMPブログ

2022.12.03

イラストを使った不動産広告物の事例紹介

DTPグラフィック

こんにちはY.Hです。前回(私の第2回)はDTPそのものに関して掲載させていただきましたが、今回は実際の制作物をもとに、不動産広告のイラストに関してお話できればと思います。

私は主に不動産広告のチラシやパンフレット等を制作しておりますが、ここ近年でよく聞くご要望が、

「イラストでこの家の良さを表現したい」

というものです。
不動産広告といえば建物のパースや完成写真、家族が幸せに暮らしている写真などで構成されている広告がポストに投函されているイメージがあると思います。
実際にこれまで制作してきた不動産広告のメインビジュアルは、やはり建物をメインとした写真・パース、家族の人物写真が多かった印象です。
もちろん現在でもその構成が一般的であり、一番お客様に建物のイメージと良さを伝える手段だと私自身考えています。

しかし最近では、それと同時に人物イラストをメインとした構成で広告を作りたいというご要望も多くなり、ふと「この傾向やメリットはいったいなんだろう」考えました。

そこで今回は私が実際に制作した広告物を元に不動産広告におけるイラストを使う効果やメリット等を考察し、ご説明していきたいと思います。
今後イラストを使った不動産広告を依頼したい、もしくは制作していきたい方のアイデアや考え方の一つとして、少しでもお役に立てればと思います。

イラストを使うことで得られる効果

こちらは戸建分譲住宅のポスティングチラシとして実際に制作した広告です。
条件はB4サイズの2折チラシ。
お客様のご要望としては、完成前の多棟現場になるため、この家の間取りや空間の良さをイラストで表現し、想定しているターゲット層に伝えたいというものでした。
チラシ作成時にはすでに建物パースや外観のスケッチの素材があったため、本来のセオリー通りに制作をするのであれば、パースを大きく表紙に配置し、裏に間取りや物件概要を入れていくのが一般的です。
しかし今回はあえてそのようにはせず、2つ折りを利用して、冊子調に紙面をデザイン。表紙にはターゲット層としている3人家族のイラストをメインに配置し、中ページには間取りをメインではなく、その家でどのような生活ができるかがわかるイラストを大きく配置した構成にしました。

結果、他の不動産チラシとの差別化が図られると同時に、堅苦しい不動産広告っぽくない親しみやすい紙面構成に仕上がりました。
不動産広告は数ある中から読んでもらわなければ意味がありません。(こちらに関してはすべての広告に共通することですが…)
家のデザインや間取りは、建物を販売している以上確かに大事ですが、それと同時に完成していない建物をの魅力をいかに伝えるかも重要になります。このチラシはイラストを使うことで、その魅力を効果的に堅苦しくなく表現できたのではないかと考えています。

不動産広告におけるイラストの表現は、建物完成予想パースと同じく、完成していない建物の魅力を伝えることのできる有効的な手段です。
今後もイラストを使った不動産広告の需要は私自身多くなると考え、その可能性もまだまだ未知数だと思っています。

もし「いつもの不動産チラシとは違うものをつくりたい!」「別の表現で建物の魅力を伝えたい!」という方がいらっしゃいましたら、是非イラストをメインに活用した不動産広告を検討してみてはいかがでしょうか。その際はもちろん弊社でも制作可能ですので、是非MMPまでご相談下さい。

Y.H

Y.H

株式会社MMP セールスプロモーショングループにて主にDTPを中心に制作を行っています。 猫を飼っており、毎朝のルーティーンはソファーに座っている猫を吸うことです。

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