こんにちは!ウェブ担当のニシウラです。
1月に入り少しだけ最高気温が上がったかと思ったのですが、まだ全然寒いままですね。
天気予報によると最低気温はマイナスだそうで、都心でも雪が降りそうな寒さです。
さて、今回はAdobeの写真編集アプリ『Lightroom Classic』の機能の一部をちょこっとご紹介したいと思います。
“一部”なのは、自分自身が全然使いこなせていないためです。
(今回の記事をLightroom Classic第一回目として、第二回目までにもっと勉強しておきます…)
Lightroom Classicとは?

『Lightroom Classic』はPhotoshopやIllustratorなどでお馴染みのAdobe社が提供している写真編集アプリ(有料)です。
正式名称は『Adobe Photoshop Lightroom Classic』といい、その名の通りPhotoshopファミリーの一員です。
ざっくりとした違いとしては、Photoshopは画像・写真全般の編集や加工ができることに対して、Lightroom Classicは写真の編集・管理に特化しているアプリ…といった感じでしょうか。
ちなみに『Lightroom Classic』の他に『Lightroom』もあり、前者がデスクトップ向け、後者がクラウド型のモバイル向けとなっています。
2つのアプリでは使用できる機能の種類が違うそうなので、環境や目的にあわせて選択するとよいと思います。
Lightroom Classicを使うメリット
Lightroom Classicを使用するためにはAdobeのフォトプラン(20GB)以上の契約が必要なのですが、そのプランにはPhotoshopの利用権も含まれています。
アプリとしてはPhotoshopの方が幅広い機能とパワーを持っていますが、あえてLightroom Classicを使うメリット――それは、物件写真の加工がとにかく楽だから!です。
MMPは三栄建築設計を親会社にもつメルディアグループの一員なので、当然ながら不動産に関するお仕事がメインです。
その中には新築物件の施工事例紹介ページの作成など、物件の写真を一度に多数扱うケースも多く、写真の明るさ・ゆがみ・サイズの調整などを1枚1枚に適用していくのは地味に大変なんですよね…。
そんな時こそLightroom Classicの出番です!
【物件写真向け】Lightroom Classicの使い方
①複数枚の写真を一度に読み込む
アプリを起動し、編集したい写真を読み込みます。
※この時にカタログ(写真を管理するフォルダー)を作成することもできるので、新たに作りたい場合は写真を読み込む前に「ファイル」→「新規カタログ」から作成します。

写真をドロップで読み込み、右下のボタンを押します。
写真を読み込んだ後は「ライブラリ」という画面になり、ここで写真データが一覧で確認ができます。
個別に写真編集を行う時は右上のメニューから「現像」を選択します。

②ワンクリックで可能な自動調整機能
編集したい写真を選択し、「現像」の画面に移ります。
今回は例としてリビングの写真を用意しました。

写真が暗くオレンジ色気味なのと、若干ゆがんでいるところが気になりますね…。
まずは画面右側にあるメニューの中から「レンズ補正」のタブを開きます。

この写真はCanon製のカメラ&18mmのレンズで撮影していたので、「プロファイル補正を使用」にチェックを入れて、メーカー・レンズ情報をプルダウンから選択します。
すると…

こんな感じになりました。
お分かりでしょうか?
初めの状態ではレンズ特有の丸いゆがみと周囲にカゲが入っていましたが、設定後にはピンと張って周囲も明るくなりました。
次に被写体の傾きを直します。
右側のメニューから「変形」を開き、6つあるボタンの中から「自動」を押します。
※写真の内容により「水平方向」「垂直方向」などと使い分けます。

▼「自動」で調整した写真がこちら。

傾きが調整され、家具の線が垂直に見えます。
…と、以上の2つの操作だけでもだいぶ見られる写真になったと思います!
外観・内観写真などたくさんのデータを扱う場合などにポチポチッと調整できるので本当に便利です。
ついでに暗さも気になったので、同じく画面右側のメニューから「トーンカーブ」でいじってみました。

リビングなので昼光色のイメージで調整。
部屋全体が白く明るくなりました。
③サイズなどを指定して一括で書き出し
写真の編集が終わりましたら、最後にまとめて書き出します。
再び「ライブラリ」の画面に戻り、書き出したい写真を選択します。
※編集した写真には、サムネイルの右下にアイコンが表示されます。

書き出しボタンを押すとダイアログが表示されるので、必要にあわせて設定していきます。
※使用しない項目は割愛。
- 「書き出し場所」→毎回同じフォルダに保存したり、都度保存場所を選択などもできます。
- 「ファイルの名前」→書き出し時にファイル名を変更することができます。チェックを入れて「日付+連番」なども選択できるので、サイトへアップロードする際などに便利。
- 「ファイル設定」→画像形式と画質が設定できます。
- 「画像のサイズ調整」→固定サイズのほか、長辺・短辺基準のサイズ指定もできます。
- 「メタデータ」→撮影時に取得したデータを削除します。
- 「透かし」→一括で透かし文字を入れることができます。文字以外にロゴ等のデータも使用可。
- 「後処理」→書き出し後の動きを指定できます。「Photoshopで開く」を選択すれば、書き出し後に自動でPhotoshopが立ち上がり全写真データが開かれます。
以上の設定をして書き出しボタンから実行します。

出来上がり!
編集した写真にMMPの透かし文字も入れてみました。
ここまでの一連の流れを一つのアプリ内で完結できるので、簡単に調整したいという時にLightroom Classicは重宝します。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は私が主に使用している最低限の機能しかご紹介できなかったので、アプリのことをもっと知りたいという方は、ぜひ公式のチュートリアルページをご覧ください。
Lightroom Classicチュートリアル
それでは~