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MMPブログ

2023.03.15

校正の話

どうも。髙橋 学です。                   

以前、このブログに書いた「宣伝会議賞」の一次審査の結果が「宣伝会議3月号」の誌面上で発表されました。残念ながら私の名前はありませんでした。やはり圧倒的に書くコピーの本数が足らないんですね。下手なうえに数も打たないんだから当たるはずがありません。本数を書く体力と粘り強さを鍛えて、年末にまたチャレンジです。

コピーを書くことと同じぐらい体力と粘り強さが必要なのが「校正」という業務です。パンフレットでもチラシでも、WEBの記事でもなんでもそうですが、人間が制作するものには必ずと言っていいほど「間違い」があります。校正の第一の目的はその間違いを探すことです。単なるタイプミスによる誤字脱字から、「この写真は本当にこの物件の写真か」など、ありとあらゆるものを原稿と照合していきます。この校正が私は少々苦手です。間違い探し以外に「よりよく、より分かりやすい誌面にする」というのも校正の目的ですが、私はどっちかというと「よりよく」ということに頭が偏ってしまって、肝心の「間違い」が見えないことが、よくあります。

15年以上前のことですが、ものすごいミスをしました。不動産の広告には、よく「お支払い例」を記載します。毎月のローンの支払例を表示して、お客様の物件選びの参考にしていただこうというものですが、この支払額を「月々123,800万円」と記載してしまいました。わかりますよね。「123,800円」とすべきところを、万がついてしまった。35年払い続けたら天文学的な金額になります(笑)クライアントに「こんなもん、払える奴いねーよ!」と怒られました。笑いながらですけど。 

上記は極端な例ですが、「販売価格が1,000万円ちがう」「月々の支払額が98,000円じゃなくて198,000円」ぐらいの間違いが一番恐ろしい。考えただけで身の毛がよだちます。

MMP セールスプロモーションGでは、今「ミス撲滅」に特に注力しています。これはこの仕事を続ける以上、ずっとついて回るものです。校正に使うツールは進化していますが、原稿と照らし合わせて、あれこれ悩むスタイルは昔とそれほど変わっていません。「これは本当か?」「これの根拠は?」「こっちがこうならここもこうなるのでは?」「もっと良くするためにはどうする?」を常に考えて校正しろ、と 昔よく言われました。日々是勉強。何歳だろうが、何年やっていようが、毎日少しでも上達していきたいと思っています。

高橋 学

高橋 学

不動産広告に携わり約20年。誰かが言っていた「遊びは真剣に。仕事は遊び心で」をいただいて座右の銘にしております。

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