一月往ぬる二月逃げる三月去る。
恥ずかしながら、最近知りました。
この時期は行事が多く、あっという間に過ぎてしまうことを言うそうですね。
毎日通っている道に、大きく枝を広げている桜の木。
気付いたときにはもう三分咲きほどまでに開いておりました。
陽光にほころぶ蕾も期待感をまとって嬉しいものですが、
夜空に浮かぶ桜のぼんぼりにもまた、惹かれます。
さて、初回登場時に、整理収納について学び始めたとつぶやきましたが、
年を越しましてやっと受講終了しました。
(途中、サボり過ぎまして期限ギリギリ…)
駆け足で仕上げたので、今後実践しながら要復習ですが、
家の片付けをしていて実感するのが、余白の重要性です。
腹八分目とはよく申しますが、
収納も八分目なのです。
まだ隙間があるからと、そこに収納用品を追加したり、
ちょうどいいサイズのモノを収めてはいけません!
いえ、収めてもいいのですが、そこからどんどん崩れます。
沼です、隙間沼。
これは、怖い。
パースの話に重ねますと、
つい、周囲の作り込みをしてしまうとき。
あの壁にはこの木を重ねて、
あ、ここにはこういう影が欲しいからもう1種類重ねて、
と、まさにここにも隙間沼。
危うく住宅街を鬱蒼とさせかけていたところを、
先輩が無事止めてくれました。
モノが減ると、スッキリします。
整理の効果はいくつか挙げられますが、
個人的には、気持ちの「スッキリ」が最も顕著でありました。
身の回りにあるモノの量は、物理的にも精神的にも影響を及ぼしてきます。
モノの整理ができるようになったら、
もしかして、パースの背景にも反映されるのかも…?
今後、効果の程をひそかに検証していこうかなと思います。
新生活と縁深い春。
小さな引き出しひとつ、いつものバッグのポケットひとつから、
整理を始めてみてはいかがでしょうか。
いつか棚の上に一輪挿しを飾る日を夢見て。